2008.08.22 Friday
1988年発売のエアロスミス14枚目にあたるベストアルバム。
アルバムタイトルは邦題もオリジナルも「Gems(ジェムズ)」。
このところタイトル付けは、順調にオリジナルに忠実なタイトル。
1. 地下室のドブねずみ(Rats in the cellar)
2. リック・アンド・ア・プロミス(Lick and a Promise)
3. チップ・アウェイ・ザ・ストーン(Chip Away the Stone)
4. ノー・サプライズ(No Surprize)
5. ママ・キン(Mama Kin)
6. アダムのリンゴ(Adam's Apple)
7. ノーバディズ・フォールト(Nobody's Fault)
8. 虚空に切り離されて(Round and Round)
9. クリティカル・マス(Critical Mass)
10. 支配者の女(Lord of the Thighs)
11. ジェイルバイト(Jailbait)
12. トレイン・ケプト・ア・ローリン(Train Kept a Rollin')
このアルバムは、レコード会社を移籍したために、前のレコード会社との契約枚数を履行するために出されたもの。
とはいえ選曲がよく充実したアルバムに仕上がっている。
このベストアルバムは、エアロスミス前期のロックな部分を抽出したまさにロックアルバムといえる。
それもそのはずこのアルバムには「The Best Of Hard Rock Hits」と言うサブタイトルがついていて、「Gems」は元々そういった選曲なのだ。
このCDを手にしたとき毎日のように聞いていたのを思い出す。当時のお気に入りアルバムの1枚だった。
どちらかと言えばこのアルバムは、1980年に発売された「グレイテスト・ヒッツ(Aerosmith's Greatest Hits)」に比べるとマニアックな選曲と言える。
「
グレイテスト・ヒッツ(Aerosmith's Greatest Hits)」が表ベストとすると、「Gams」は裏ベスト的選曲になっている。
1曲目の「地下室のドブねずみ(Rats in the cellar)」と5曲目の「ママ・キン(Mama Kin)」は、いまでもエアロスミスを代表する名曲だが、その他の曲はエアロファンでなければなかなか出てこない選曲。特に3曲目の「チップ・アウェイ・ザ・ストーン(Chip Away the Stone)」は、ライブアルバムには収録されてはいたが、スタジオアルバムとしては「Gems」が、初めての収録曲。
それぞれの曲の収録アルバムは、
1、2、7曲目は「
ロックス」。
4曲目は「
ナイト・イン・ザ・ラッツ」。
5曲目は「
野獣誕生」。
6、8曲目は「
暗闇のヘヴィ・ロック」。
9曲目は「
ドロー・ザ・ライン」。
10、12曲目は「
飛べ!エアロスミス」。
11曲目は「
美獣乱舞」。
3曲目は「
ライブ・ブートレッグ」。
となっていて、やはり「ロックス」からの選曲が多い。
ちなみにスティーブン・タイラーの歌い方は、プロデューサーのアドバイスによってデビュー当時のころと変っている。
いまのスティーブン・タイラーの歌い方は、いわゆる裏声で歌っていて地声ではないのだ、このアルバムの「ママキン」と他の曲の歌声を聞き比べるとよく解る。
この変更がスティーブンのボーカルとしての成功を左右したと言っても過言ではない。
「Gems」の中でお薦めは、個人的趣向が強いが「ママキン」。
2008.08.04 Monday
1987年発売のエアロスミス13枚目となるオリジナルアルバム。
オリジナルのアルバムタイトルは「Permanent Vacation」。
問題の邦題も「パーマネント・ヴァケーション」と一安心。
1. Hearts Done Time
2. Magic Touch
3. Rag Doll
4. Simoriah
5. Dude (Looks Like a Lady)
6. St John
7. Hangman Jury
8. Girl Keeps Comin' Apart
9. Angel
10. Permanent Vacation
11. I'm Down
12. Movie
「パーマネント・ヴァケーション」は、現在に至るまでのエアロスミス第2黄金期のキッカケとなったアルバム。
このアルバムの代表する曲は、なんと言っても9曲目の「エンジェル」で、全米3位にチャートインした曲だ。
それ以外にも3曲目の「ラグ・ドール」や5曲目の「デュード」も外せない。
個人的には、2曲目の「マジック・タッチ」、6曲目の「セント・ジョン」、11曲目のビートルズのカバー「アイム・ダウン」も良い。
メンバー達は、ヤクを絶ち筋トレをするなど健全な生活をし始めた頃でもある。
健全な生活は、不健康がロッカーの象徴だったこの年代としては、希なことだったようだ。
エアロスミスの復活を象徴するアルバム「パーマネント・ヴァケーション」は、是非持っていたいアルバムの一つ。
2008.07.19 Saturday
1987年発売のエアロスミス12枚目のライブ・アルバム。
オリジナルアルバムタイトルは「Classics Live II」。
そして問題の邦題は「ライヴ・クラシックスII」。
1. Back In The Saddle
2. Walk This Way
3. Movin' Out
4. Draw The Line
5. Same Old Song And Dance
6. Last Child
7. Let The Music Do The Talking
8. Toys In The Attic
前回の11枚目で紹介した「
ライブ・クラシックス」に続いて枚数調整で発売されたベスト・ライブ・アルバム「ライヴ・クラシックスII」。
1枚目の「
ライブ・クラシックス」と違うところは、1枚目が気に入らなかったメンバーが、2枚目の「ライヴ・クラシックスII」ではその制作に関与したところ。
選曲に関しては、これまでのエアロスミスのヒット曲で構成されている。
もちろん音源は総てライブでのものだから、ライブに行ったことのあるファンにとっては臨場感があってたまらない1枚。
前期のエアロスミスが好きなファンには、たまらない曲ばかりで、「
ライブ・クラシックス」とともにライブに行く前に聴いておきたいアルバムの一つ。
枚数調整とはいえ、エアロスミス前期のヒット曲ばかりで聴き応え十分のライブ・アルバム。
2008.07.06 Sunday
1986年発売のエアロスミス11枚目のライブ・アルバム。
オリジナルアルバムタイトルは「Classics Live!」。
そして問題の邦題は「ライブ・クラシックス」。
1. Train Kept A Rollin'
2. Kings And Queens
3. Sweet Emotions
4. Dream On
5. Mama Kin
6. Three Mile Smile/Reefer Head Woman
7. Lord Of The Thighs
8. Major Barbra
ライブに行ったことのあるエアロファンにとっては、たまらない曲ばかりのライブ・アルバム。
しかし、実のところ契約枚数を残してレコード会社を移籍したため、契約の履行のために出されたアルバムのうちの1枚。
もちろんライブ音源のために音は良くないが、ライブの雰囲気に浸りながら聞ける。
エアロスミス前期の名曲達が収録されているために思わず手を出してしまう。
そしてお薦めの曲だが、もちろん総ての曲がお薦め。
2008.06.10 Tuesday
1985年発売のエアロスミス10枚目のオリジナルアルバム。
アルバムタイトル「Done with Mirrors」。
ここにきて反省したのか邦題タイトルも「ダン・ウィズ・ミラーズ」。
1. Let the Music Do the Talking
2. My Fist Your Face
3. Shame on You
4. Reason a Dog
5. Shela
6. Gypsy Boots
7. She's on Fire
8. Hop
9. Darkness
このアルバムはエアロスミスの転機となる1枚であることは間違いない。
その一つに脱退していたメンバー、ジョー・ペリーとブラット・ウィットフォードらとの和解で、アルバム発売の1年前1984年に戻ってきた。
そして、彼らの身体や関係を蝕むドラックとの決別、新たにゲフィンレコードへの移籍などと、エアロメンバーは、これまでの失敗に終止符を打ち、新たなる出発のために前向きに動き出した年でもある。
「Done with Mirrors」は久々にオリジナルメンバーで創られたアルバムで、第2期エアロスミスのスタートとなる記念すべきアルバムでもある。
「Done with Mirrors」でお薦めはジョー・ペリーが脱退後にソロで出した「Let the Music Do the Talking」のスティーブン・タイラー版や「She's on Fire」。
あるいは第2期黄金期を予感させる「Darkness」あたりか。
アルバムを通して言えるのは、ボーカルのスティーブン・タイラーとギターのジョー・ペリーが楽しそうに、いや久々の再会を喜ぶ恋人のようにアルバムから語りかけてくるように感じられる。
エアロスミス初期と第2期の過渡期のアルバムであることは間違いないく、はじめの1枚としてはお薦めしないが、彼らの当時のバンド背景を知って聞くには面白いアルバム。
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